救出例1:Seagate ST2000DM001認識しない

Seagate ST2000DM001 (Seagate Grenadaシリーズ ST500DM003、ST1000DM001、ST3000DM001共通問題)

よくある弊社対応事例として、ハードディスクから異音がして認識しないという故障があります。

このSeagate Grenadaシリーズ(ST500DM003、ST1000DM001、ST3000DM001)は、プラッタの歪みによりヘッドが破損するケースが多く、問題となっているハードディスクです。

弊社では歪み(目に見えないほどの微細な歪み)は修復できません。対応可能な救出はヘッド破損、PCB(基盤)破損、そしてファームウェア破損(一部対応不可のものもあります)となります。

その中で弊社で数多く対応した事例として「ヘッドの障害から発生したファームウェアの破損により、認識しないケース」があります。

これはどのようなケースか。ヘッドが軽微な破損をした場合、ファームウェアも巻き添えで破損することもあります。これはハードディスクのファームウェアの一部が磁気記録ディスク上に保存されているためです。

破損状況によりハードディスク制御可能な機器(弊社の場合PC-3000 Express)で接続したときに、通電後データの読み込みや書き込みが可能な状態を表す信号がでるものの、実際にデータの読み込みや書き込みを命令するとビジー(フリーズ)状態となり一切の命令を受け付けなくなる状態です。

弊社では特殊な手段で対応しており、実際にここまで当該症状約50台ほどデータを救っております。

費用は会津データ復旧センターでは「重度物理障害B」に該当する修理となります。

重度物理障害B ハードディスクのヘッド、モーター等が物理的に破損し交換が必要なため、部品交換を伴うクリーンルーム作業が必要な場合。
ハードディスクの容量 料金(税別)
右記料金にはデータ返却用メディア代を含みます 500GBまで 120,000
640GBから1TBまで 140,000
2TBまで 160,000
4TBまで 200,000